1947-12-07 第1回国会 参議院 財政及び金融委員会 第50号
本法案の趣旨は、大藏大臣が經濟一般の状況に照らしまして、必要があると認めまするときには、日銀總裁に命じて金利の最高の限度を定めさせ、又この定めたものを變更又は廢止させることができるという點が一つと、更に日銀總裁が大藏大臣の命を受けまして、金利の最高限度を決定、變更又は廢止をなしまするためには、金利調整委員會に諮問することを必要といたし、尚この委員會は大藏大臣の任命する委員を以て民主的に構成せられるということが
本法案の趣旨は、大藏大臣が經濟一般の状況に照らしまして、必要があると認めまするときには、日銀總裁に命じて金利の最高の限度を定めさせ、又この定めたものを變更又は廢止させることができるという點が一つと、更に日銀總裁が大藏大臣の命を受けまして、金利の最高限度を決定、變更又は廢止をなしまするためには、金利調整委員會に諮問することを必要といたし、尚この委員會は大藏大臣の任命する委員を以て民主的に構成せられるということが
本法案の趣旨は、一、大藏大臣が經濟一般の状況に照らし、必要があると認めるときは、日銀總裁に命じ、金利の最高限度を定めさせ、またこの定めたものを變更または廢止させることができること。二、日銀總裁が大藏大臣の命をうけ、金利の最高限度を決定、變更または廢止をなすには、金利調整委員會に諮問することを要し、該委員會は大藏大臣の任命する委員をもつて民主的に構成せられることであります。
つまり今日の財政は國民經濟一般、國民生活、それとの連繋において考えられねばならない。つまりただ形式的に收支が均衝しておるという一種のカメラリズム的な、あるいはそれから發達した國庫收入式と言いますか、フイスカリズム的な見解からだけでは不十分である。